7. 剖検摘出手技について

はじめに:剖検臓器摘出手技のポイント

1.ハサミ・メス等で、切る箇所を“張る=テンションを掛ける”こと。
  理由:例えば、緩んだ状態の皮膚だと、メスは皮膚を押すだけで切れません。
     また、臓器と周囲結合組織の境界を張らないと切ることができません。

2.周囲結合組織は、視界の狭い体内では無理に摘出臓器から剥離しないこと。
  脂肪組織等付けたまま摘出し、摘出後、台の上で剥離すればOKです。

3.臓器摘出は周囲結合組織を、ハサミ・メスで切ることにより、臓器が上(体の外)に持ち上がるようにすること。
  理由:臓器が上に持ち上がらないということは、切れていないことになります。

4.主な臓器や血管の位置・基本的な解剖学は覚えておくこと。
  理由:メスやハサミで切り進める方向に臓器が無いことが分かっていれば、臓器を傷つけること無く速く正確に摘出できます。