人体・病理ミュージアムとは?
九州大学医学部病理学教室が発足し、100年以上の時間をかけて収集した1300点の肉眼標本の中から、
医学的に重要かつ希少性の高い標本をセレクトし、更に最近の興味深い標本を追加して系統的に約160点を展示しています。
また、日本国内で数体しか保存が確認されていないキュンストレーキ(紙製人体模型)や
皮膚科製作のムラージュ(皮膚疾患を蝋模型にしたもの)など・・・
教室の枠を超えた様々な医学史的遺産や、病理とは切り離せない顕微鏡も単眼のものから何とも形容しがたい外観の顕微鏡まで・・・
骨董的価値のあるものをセレクトし展示しています。
モニターを設置した視聴覚エリアでは、
病院で病理学がどのような役割を果たしているか “診断” をキーワードに紹介をしています。
その他に、九州大学病院及び病理学教室史を大型写真パネルで掲示、
学内に散らばっていた史料の中から厳選した写真を中心に作成しており、
100年の移り変わりを写真で見ることは、歴史をとてもリアルに感じ、まるで “タイムスリップ” したかのようです。
≪展示内容≫
・肉眼臓器標本 約160個
・歴史的紙製人体模型(キュンストレーキ)
・皮膚科標本(ムラージュ)
・大型写真パネル
・歴代病理学名誉教授資料・パネル
・人体骨標本
・カールツァイス社製歴史的顕微鏡・写真機
・人体模型・臓器模型
・ビデオ映像…病理学紹介:病院での”病理診断”について
「百聞は一見に如かず」という諺があります。貴重な「一見」を人体・病理ミュージアムで体験しませんか?
礼意を持って臨んでいただき、貴重な機会であることをご理解いただきたく、よろしくお願いいたします。
〇見学について、公開規定をご覧の上、申込してください。 公開規定 ①九州大学の教職員及び学生・・・申込方法 ②他の医療機関・病院施設、医育・医療教育機関の教職員及び学生(団体見学)・・・申込方法 ③一般の方・・・申込方法